「ビリー・ジーンと伊達公子」と「We are the worldの呪い」

マイケル・ジャクソン (講談社現代新書)
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著者の西寺郷太さんが「Billie Jean」と「We are the world」について語られています。勉強になります。



「Billie Jean」に関しては「マイケル・ジャクソン」で紹介されているエピソードと合わせてきくと、より勉強になりますね。

p.82
この曲（ビリー・ジーン）は三つの大きな「鍵」によって、伝説となった。
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最後の「鍵」が、83年3月25日にロサンゼルスのパサディナ・シヴィック・オーディトリアムにて収録され、5月16日に全米で放送されたテレビ番組「モータウン25?イエスタディ、トゥディ、フォーエヴァー」で、マイケルが行った＜ビリー・ジーン＞の衝撃的なパフォーマンスである。
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この出演要請に対し、マイケルは、「もしも、＜ビリー・ジーン＞が歌えるなら、出演してもいいですよ」と厳しい条件をゴーディにつきつけたのである。＜ビリー・ジーン＞は唯一、その日のプログラムでモータウン・レコードからの楽曲ではなかった。そして、その時点でヒット・チャートを急上昇している最新の楽曲であった（ちなみに、この曲は83年3月5日から7週連続で全米ナンバー・ワンを獲得している。）モータウン・レコードの仲間達が過去のヒット曲を懐かしがって旧交をあたためている中で、そこから出て行ったマイケルが最新の、それも自作のヒット・ナンバーを歌い踊るというのだ。これはまさにマイケルにソングライティングを許されなかった自分に対する皮肉としか言いようがないではないか。しかし、ゴーディにはその条件を飲むしか選択肢は残されていなかった。

モータウンでのライブ映像はこちらです。



We are the worldに関してはこちら。

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