畑中洋太郎『数に強くなる』
書評 - 数に強くなる
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| 数に強くなる (岩波新書) | |
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現象を「数」で捉えようとすることの大切を改めて感じました。
特に印象に残ったのは日本化薬の社長を務めた原安三郎のくだりです。
原安三郎
http://ja.wikipedia.org/wiki/原安三郎
p.69~71
「あなたはこの部屋に来るまで、階段を何段登ってきましたか」
・・・
原さんは、正確な答えが言えるかどうかを見ていたのではない。ここが大事である。「作る」という動作ができるかどうかを見ていたのである。
「たとえ知らなくても、作る努力をしなくてはならない。必要な数は、見たその場で作れなくてはならない」
原さんが筆者に教えてくれたのは、その大事さだった。
どういう内容かは興味をもった方は是非、本書を読んで確かめてください。
仕事ではあらゆる場面で「数」を用いて、ロジックで組み立てて報連相であったり、文書を作成などをするわけですが、その精度を上げるためにも筆者が提示しているように、
p.72
筆者は原さんからの教えを、そのまま読者のみなさんに手渡したいのである。ただし、ひとつだけ、筆者からの追加事項がある。それは、いつでもどこでも、愚直に、徹底的に訓練しつづけよ、ということである
ってのが大事なんだろうと思います。
で、これまた印象に残ったのは「ザックリ・ドンブリ・ドンガラ」のススメ。
p.88
一章でも話をしたが、多くの人は「数は正確でなくちゃいけない」と思って、場末の細かい数字まで一生懸命に突っつき回す。そうではないのである。ガサツなようだが、数は頭からザックリ大きく捉えるのが大事である。これは別の言い方をすれば、「ケタの大きさを意識する」ということである。
筆者は「倍・半分は許される。ケタ違いはいけない」とよく人に話をする。たとえば、何らかの数が10倍も違うとしたら、それは他との関係や他への影響の仕方が質的にまったく違うことを意味している。こういう違いは絶対に見逃してはいけない。それに比べたら、倍や半分くらい違うことなど、同じ穴のムジナなのである」
・・・
p.92
しかし、である。読者のみなさんも経験があると思うが、人間が生きていくうえでは、基準もない、知識もない、何もないという状態でも、エイヤッで物事を捉えなくてはいけないときがある。「倍・半分は許される」というのは、そういう状態での物事の捉え方を言っているのである。
似たような事が書いてあったなと思い『マッキンゼー式世界最強の問題解決テクニック』を開くと、以下のようなことが書かれていました。
p.84
「封筒の裏を使ってできるほど簡単な分析が実に役に立つ。これで、そこそこ当たっているかどうかわかるからね。だいたいの場合、たとえば新しい製品アイデアが500万ドルに価するものなのか、それとも5,000万ドルなのか、5億ドルなのか、その程度のことが知りたいだけなんだ。ところが、それじゃ満足しない人がいる。そういう人は〈5,000万ドルと言ってしまって、実際には7,500万ドルだったらどうしよう〉と迷ったりする。そんなことは、どっちでもいいことだ。〈でも、50%も外れているじゃないか〉と考えるらしい。そんなことで数字を出せないより、許容範囲内で数字を出すほうがずっと大事なのに・・・・・・」
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う?ん もう少し構成等を工夫してほしい
フェルミ推定の導入本としても面白い
子供に数(かず)に対するセンスをつけてもらうための参考書

仕事術より、内容は薄いと感じた。

