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映画「25時」 25th hour

息抜き + 英語の勉強ネタです。

取り上げるのは、デイヴィッド・ベニオフ原作、スパイク・リー監督の、

映画「25時」 25th hour

です。

ネタばれもありますので、逆にこのネタばれを読んで映画を見てみるのも面白いかもしれません。映画と小説の終わり方が微妙に異なるので。

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映画「25時」
http://ja.wikipedia.org/wiki/25時

デイヴィッド・ベニオフ
http://ja.wikipedia.org/wiki/デイヴィッド・ベニオフ

映画のプロットや作者の経歴についてはwikipediaの紹介に任せるとして、著者のベニオフは処女作である「25時」がスパイク・リー監督、エドワード・ノートン主演で映画化され、次にブラッド・ピット主演の超大作「トロイ」の脚本を、2,500万ドルという破格のギャラで執筆したすごい経歴の持ち主です。

「25時」は名作なんですが、駆け出しの作家がなぜ?と疑問に思っていたんですが、wikipediaにあるベニオフの紹介を改めて読んで納得しました。

彼の父親はゴールドマンサックスの社長を務めた。


英語版のDavid Benioffでは、

Benioff's father, Stephen Friedman, is the former head of Goldman Sachs.


と紹介されています。

父親のStephen Friedmanにもリンクが貼られています。

Stephen Friedman (PFIAB)

う?ん。強?いコネをもっているんですね。。。

しかしながら「25時」が名作であることは変わりありません。

エドワード・ノートン主演ということでTSUTAYAで偶然手に取った「25時」ですが、その美しさ、儚さ、そして、日本語版小説の役者田口俊樹が紹介しているように、映画が描く"微温”に、僕は惹き付けられました。

日本語版、p.353
・・・むしろ”微温”が本書の一番の読みどころ、感じどころではないだろうか。ひとりの若者が連邦刑務所に収監される前日ー25時間目を迎えるまでの24時間ーを描きながら、その舞台設定自体がいかにも微温的である。
・・・
また、24時間のあいだにこれといった事件も起こらない。時間はただ淡々と過ぎていく。
・・・
しかし、微温とはぬるま湯でもあればぬくもりでもある。そのあたり、希望に頼らず、絶望に与しないバランス感覚がこの作者は絶妙だ。ユーモアと悲しさをないまぜにし、適度な抑制を聴かせた筆致はまさに絶品。そして、それらすべてが結晶したような、読後いつまでも余韻が消えない出色のエンディング。繰り返しになるが、見事としかほかに言いようがない。



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そのラストシーンのくだりを、以下に英日で引用します。

主人公のMontyは友人とも恋人とも別れ、刑務所に向かうために父親が運転する車に乗ります。その後に描かれるラストシーンです。

英語版、p.277
Monty would stand in front of them and tell a story. Everyone would be quite, listening, because Grandpa isn't a big talker; this is a rare thing happening. The smaller ones, sitting cross-legged on the floor, big-eyed and open-mouthed, would stare up at him. His children would listen carefully, exchanging glances once in a while and shaking their heads, for what they hear sounds impossible, but they know it's true, all of it, every word. Monty's wife would watch her husband, not hearing the words because she knows the story. He told her the night before their wedding. He told her he would understand if she never wanted to see him again, that if she wanted he would buy a bus ticket and leave that night and never come back. His black-eyed wife would watch him and remember that night, and remember what she said: Stay, stay with me. Monty would tell the story to his family and the rest of the world would be still, his pit bull on the front porch would quit barking, the crickets and coyotes and owls would hush, and Monty would tell his story, of who he is and where he came from. He would tell the whole thing and then listen to the silence. You see? he would ask. You see how lucky we are to be here? All of it, all of you, came so close to never happening. This life came so close to never happening.


改行がなくても読みにくいかもしれませんが、小説でも(理由があって)このようになっています。

以下、日本語訳です。

日本語版、p.349
そんな彼がこの日やおら語りはじめる。誰もが一心に耳をすましている。モンティお祖父ちゃんは決して口数の多いほうではなく、これはきわめて珍しいことだからだ。まだ小さな者たちは、床に胡座を組んで坐り、眼を大きく見開き、口を開けて彼を見ている。彼の子供たちは、じっと聞き入りながら、時折、互いに顔を見合わせては首を振る。それは彼の語る話がおよそ信じられない話だからだ。しかし、それが真実であることは ー 一語一語が真実のことばであることは彼らにもよくわかっている。彼の妻は彼のことばに耳を傾けることなく、ただ彼を見つめている。もうすでに彼から聞いた話だからだ。結婚式の前夜、彼は妻に言っていた。もう顔も見たくなくなったと言われても、しかたがないと。もしそうしてほしければ、すぐにバスの切符を買って、今夜のうちに町を出て、二度と戻らないと。黒い眼の彼の妻は今、彼を見つめ、その夜のことを思い出している。自分がなんと答えたか、思い出している ー ここにいて、わたしとここにいて。そう答えたのだった。家族に語りかけるモンティの声だけがして、外の世界は完璧な静寂に包まれている。彼の愛犬のピットブルも玄関ポーチに坐り、おとなしくしている。コオロギもコヨーテもフクロウも今は鳴くのをやめている。モンティひとりが話している。自分はいったい何者で、どこから来たのか。そして、すべて話しおえると、いっとき静けさに耳をすまして、みんなに尋ねる。わかったかね?われわれが今ここにこうしていること自体がどれほど幸運なことなのか。わかったかね?このすべてが、おまえたちみんなが、もう少しで存在しないところだったんだよ。この私の人生そのものがもう少しでありえないものになるところだったんだから。


是非、映画と小説両方のエンディングをみてください。

以下、映画「25時」を取り上げているブログの記事です。

映画「25時」
http://blog.goo.ne.jp/yorozu-haki/e/7244ad9f8bf70c78c16b085b278d8185
う?ん。確かに酒井法子さんの事件もあってもタイムリーかもしれませんね。

映画『25時』(2002年アメリカ)
http://bluescreen2.blog.so-net.ne.jp/2008-03-10

人生でもっとも長く短い一日(だったはず) 『25時』
http://cinema-review.seesaa.net/article/3547719.html

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Author: Makoto
外資金融系企業のIT部門で働いています。キャリアップを目指してIT系、英語系を中心に資格取得を目指して勉強中。
趣味は写真撮影、など。

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